引きこもりが55km歩いた結果

あけましておめでとうございます!

本年もどうぞよろしくお願いします。

 

Twitterにも経過を投稿していましたが、大晦日〜元旦にかけて新宿から茅ヶ崎の海岸まで徒歩で初日の出を見に行ったので今回はその記録を書こうと思います。

移動した距離は大体55km、かかった時間は約17時間です。

雑感想は別の記事に分けたのでどうぞ。

 

km42872.hatenadiary.com

 

目次

登場人物紹介

今回の行事(?)はTwitterのフォロワーさんたちと一緒だったのでわかりやすいように人物紹介をさせてください。

鍵垢の方もいるので名前とアカウントは一応伏せておきます。

 

徒歩狂い

全ての元凶。読んで字の如く歩くことに狂ってしまっている人。普段からバカみたいな物量の徒歩をこなしている化物。

今回歩いてる最中に初めて聞いたけど、去年の第一回がきっかけで狂ったらしい。

 

気狂い

徒歩狂いくんのように普段から歩いているわけじゃないのに気力だけでいきなり走り出す怖い人。めちゃくちゃ普通な顔をして当然のように嘘をつかれたので彼を信用できません。

 

狂い

いろいろあって給料が負の値になったりしてた人。

いろいろあっていろんなところが狂ってしまっている。

 

ジャン負け

ほぼ全てのじゃんけんで負けた男。

 

きっかけ

そもそもなぜこんな馬鹿な行事が開催されそれに参加したのかという話から。だいぶ前のことだし記憶が間違えてる可能性もあります。

元々この行事自体は2020年末にも開催されていて、僕はそれをTwitter越しに見ながら「バカなことやってんな~、楽しそ 笑」程度に思っていた記憶があります。

そして2021年6月5日、ジャン負けくんの誕生日という名ことで集まり遊んでいた時「正月に羽根突きをして顔に墨を塗るのってやったことないからやってみたい」という話を僕がすると、誰かから(記憶がありません)

「それって、55km歩いたあとやるってこと?」

と素敵な提案兼お誘いをいただき、その時はこの行事にも興味があり何より人の顔に墨を塗りたかった僕は二つ返事で誘いに乗りました。

このときは「普段から散歩は好きだし徒歩狂いくんほどでは無いにしろまあまあな距離を歩くこともあるのでそこまでつらくはならないだろう。」という過信があり、またコロナ禍で外出する機会が極端に減り引きこもりと化していた僕はこれを機にこまめに散歩をして足を鍛えようと考えていました。この時はもちろん自分の驚異的な怠惰さは完全に考慮していません。

 

結果

冗談抜きで脚がぶっ壊れました。

まず当日に発生していた症状を挙げていきます。

 

・純粋な筋肉の疲労

 ー本当にひたすらな疲労感です。後述の痛みも合わせて脚が全く持ち上がらず前に進むのが苦痛でした。

・リアルタイムに押し寄せる激しい筋肉痛

 ー筋肉痛と言われて想像するヤツの10倍くらいの痛みが、脚全体にありました。脚全体というのは過言ではなく、痛くない場所を探したほうが早かったです。ちなみに痛くなかったのは足の甲や膝などの比較的筋肉が少ない部分です。ほかは足の裏含め地獄でした。

・足の指関節の痛み

 ーこれは割と序盤からあって、まあ普通に歩き疲れたときとかに出てくる症状かなと思います。

 

恐ろしいのがこの症状がピークに達した時点での歩行距離がまだ横浜に入ったあたりだったことです。そこから先は本当になんで立って歩けていたのかわかりません。

 

そして次に今現在この記事を書いている間も残っている後遺症を挙げます。

 

・筋肉痛

 ー当たり前。完治に4日間くらいかかったと思います。三ヶ日は立つのがギリギリ、歩くのはヨチヨチといった感じでした。

・ふともものしびれ

 ー左大腿前側が定期的に痺れるといったことが完歩直前~8日あたりまで残っていました。調べてみたところ「大腿神経痛」に当たる症状が多く見られたので、慣れない運動で神経を傷つけてしまったのかもしれません。幸い痛みはなく、痺れのみでした。

・関節痛

 ー2022年1月16日現在まだ完治していません。最初は脚の関節という関節、特に指が顕著で常に痛みました。現在は急いだりで小走りをしたり階段を使用した際に膝と股関節が割と強く痛みます。中学の頃部活で腰を故障した感覚に似ていて非常に厳しい。

 

敗因と対策

なぜこのような結果になってしまったのかの結果とその対策を書いておきます。先に断っておきますが、この対策を僕が活かすことは絶対にありません。本当に無いし、あってほしくない。

まず敗因は単純明快、全部引きこもり生活のせい。

この2年のコロナ禍で誰が見てもわかるほど脚は痩せ細り、たまに外出すると以前よりもへばりやすくなっていたのに55kmも歩けるわけなかった。加えて肺活量などの体力も極端に弱っていて、最後は脚の痛みよりも呼吸が苦しくて辛かったです。

 

次に対策として有用だったことを挙げます。

 

・錠剤の鎮痛剤

 ー僕は偏頭痛持ちで常に頭痛薬を常備しているのですが道中激しい脚の痛みと戦っているとき「頭痛薬って頭に限らず鎮痛剤じゃん」と気付き、持っていたイブクイックを飲みました。結果は効果ありで、横浜市内を歩いている最中に服用し、川崎市に入った頃くらいの元気さを取り戻していた記憶があります。

・ペンギン歩き

 ー究極に追い込まれて脚が持ち上がらなくなった時にペンギンのように体の中心を軸に左右を交互に前に出すような歩き方をしていたのですが、意外と良かったです。まあ、気休めですが 笑

・しっかりとした防寒

 ー当たり前。でも当日してなかったやつがいたらしい、なんで??

 

あと、試してないけど良さげな対策案も挙げておきます。正直今後の人生で活かされることはないので不要なのですが、バカみたいな長距離を歩く予定がある人が読むかもしれないので。

 

ロキソニンテープ

 ー錠剤の鎮痛剤が効くならもっと効くに決まってる。ちなみに苦行を終えて帰ったあとに脚中に貼りましたがめちゃくちゃ良かったです。薬ってすごい!!

・足の甲にカイロを貼る

 ー常に動いていたのと防寒をしていたのもあって四肢や身体の寒さはあまり感じなかったのですが、当日履いていたのはランニングシューズなので通気性がよく足はどうしても冷えてしまいました。冷えると筋肉も動きにくくなり痛みも激しくなるので、足の甲にカイロを貼るのは非常に有用だと思えます。

 

以上です。

いかがでしたか?これを活かすような状況に陥っている方は僕に近づかないでください。

 

まとめ

色々と甘く見ていました。が、道のり自体は楽しかったし日の出はとても美しかったです。ここまで身をすり減らしてそうじゃなかったらおかしいので、絶対に美しかったです。

ただ物量が意味わからなすぎ。何?55kmって。歩いてて進んでる気が一切しませんでした。

帰ってきて車運転したとき二度と歩かないって誓った。

バカが。

 

おわり